ウメ子の子育て&映像翻訳日記

会社員として働きながら、夢だった映像翻訳の仕事を副業でスタート。2児の母。育児、仕事、趣味についてのいろいろ。

【お家の省エネ化】 環境省の「うちエコ診断」を受けてみました

こんにちは、ウメ子です。

最近エコな生活に目覚めたことをきっかけに、自宅の省エネ化を目指すべく「うちエコ診断」という診断を受けてみました。

うちエコ診断環境省リンク)」とは環境省が実施しているサービスで、お家の今のCO2排出量や、今後排出量を減らすために取り組める省エネ・省CO2対策を教えてもらえるものです。

受診してみてとてもよかったので、是非たくさんの方に受けてほしいと思い、実際の診断内容や感想を紹介したいと思います。

無料で受けられるのに、とても具体的で実践につなげやすい内容なので、おすすめです!

うちエコ診断で分かること

うちエコ診断では、主に
① 今のお家のCO2の排出量と、地域内での順位
② これから取り組めるCO2排出量削減に向けた対策

が分かります。
今のエネルギー使用状況やCO2排出量を把握することで、これから自宅でできる省エネ・省CO2化の具体的な取り組みをオーダーメイドで提案してもらえるサービスです。

ちなみに①の地域内順位は、同じ地域に同じような条件(4人家族、マンション暮らしなど)の世帯が100世帯あったとした場合、自分の排出量の少なさが何位かという順位だそうです。
我が家はなんと、100世帯中9位でした! 診断で提案していただいた対策に取り組めば、地域内1位も目指せるとのことで、ビックリです。

2 受診の流れ

受診の流れは次のとおりです。※出典:うちエコ診断について|家庭エコ診断制度

① 受診申込み

下記サイトから申し込みます。
お住まいの都道府県からお好きな診断先を選べばOKです。 
うちエコ診断の受診申込|家庭エコ診断制度

② 事前調査票の記入

現在のCO2排出量を把握するため、受診者用のサイト上で事前調査票に記入します。
私はもう事前調査票が見られなくなってしまったので記憶がおぼろげですが、次のような内容を記入したと思います。
普段、家の管理を夫に任せきりの私としては、調査票を記入するだけでも勉強になりました(お恥ずかしいかぎりです…)。
 ・家の基本情報(築年数、部屋数と各部屋の平米数など)
 ・月々の電気代、ガス代
 ・使用している家電(エアコン、冷蔵庫、暖房器具など)の種類、数、使用頻度
 ・車の保有台数、使用頻度 など

うちエコ診断の受診(約50分)

診断内容については次の「3 実際の診断内容」にまとめました。

④事後調査

受診から3か月後以降にフォローアップのアンケートが入るそうです。
(我が家はまだ届いていません)

3 実際の診断内容(オンライン)

実際の診断は次のような流れで行われました。
以前は対面でも診断が行われていたようですが、今はコロナ禍のため基本的にオンラインとなっているようです。
診断は省エネ機器や家庭の地球温暖化対策の知識を持つ専門家(うちエコ診断士)の方が担当してくださるので、エコに関する疑問に詳しく答えてもらえます。

① 事前調査票の内容確認

調査票で記入した内容(間取りや電気・ガス・家電の使用状況など)を口頭で確認し、その情報をうちエコ診断士の方が専用ソフトに入力していきます。

② 現在のCO2排出量と、地域内での順位

事前調査票をもとに、現在の年間CO2排出量と、地域内での順位を教えてもらえます。また、どの分野のCO2排出量が多いのかも示してもらえます。
我が家は「給湯節水」「調理食洗」による排出量が特に多かったです。

③ 目標設定

現状を踏まえて、どの程度の排出量削減を目指すか目標設定をします。
具体的には、上のレポート中央の「平均比較(私の場合 0.6倍)」をどの程度まで減らすか設定しました。

④ 削減に向けた対策の提案、選択

今後、CO2排出量削減のために取り組める具体的な対策を分野別に提案していただけます。
例えば「給湯節水」に関しては、
 ・洗面台の水栓を水優先吐水型(お湯を出しにくい水栓)に替える
 ・自動保温を続けず、次の人が入る直前に沸かし直す
 ・お風呂のお湯を少な目にして半身浴をする
といった提案をしていただきました。
この中から実際に取り組めそうな対策をいくつか選んでいきます。

⑤ 対策を実践した場合の排出量シミュレーション

選択した対策を実践した場合、現状と比べてどのくらい排出量を減らせるのかシミュレーションします。
下表の2)のように、それぞれの対策について、年間でどの程度CO2を減らせるのか示していただけました。

⑥ 全体レポート、自由質問

最後に全体を振り返り、質問の時間もいただけます。
診断内容をまとめたレポート(PDF)は、後からメールで送っていただけました。

4 感想

結果、自分の現状にあった具体的な対策をアドバイスしていただけるので、とてもよかったです。

エコな生活にシフトしたいと思った時、ゴミを減らす、電気をこまめに消すなどといった日々の小さな努力も大切ですが、家のインフラを見直すことはさらに大切だと感じました。根本からエコにしていけば、効果も大きいはずです。

オンライン診断で気軽に受診できる点、省エネリフォームなどにも詳しい専門家からアドバイスをもらえる点もよかったです。

3ヶ月後にフォローアップが入るというのも、モチベーションを保つのに効果的だと感じました。

5 診断後の我が家の取組み

診断結果を受けて、我が家では主に次の対策をとることにしました。
今後の電気料金や水道代を見て、どのくらい節約できているか確認するのが楽しみです。

① 障子を太鼓張りにする

エアコンの使用量を減らすため、和室の障子を太鼓張りにして断熱効果を高めてみました。障子の木枠の両面に障子を貼っています。見た目も悪くなく、これまでよりも断熱できている気がします。

② トイレを節水型に替える

16年ほど前に設置されたトイレを、節水型の新しいトイレに替えました。
比較すると、だいぶ節水できる想定です。
【以前のトイレ】大10リットル、小8リットル使用
【現在の節水トイレ】大4.8リットル、小3.6リットル使用
先月替えたばかりなのですが、大を流した時の水の少なさにビックリ!
今後の水道代がどのくらい減るか楽しみです。

mrs-plum.hatenablog.com

③ お風呂の保温をせず、続けて入る

お風呂を出る時、これまでは後から入る夫のために保温スイッチをONにしていましたが、続けて入ることで保温しないですむようにしました。

④ 水栓でお湯側を使わないように意識

診断の中で、お湯の節約のために、水とお湯が混ざった中間水の流出を減らす水栓(水優先吐水型の水栓)があることを初めて知りました。

うちの水栓はレバーを少しお湯側に回すとお湯が混ざって出てしまうので、必要な時以外はハンドルを一番右にして水だけを使うようにしました。

再生可能エネルギーの電気会社に切り替え

電気料金が値上げされたこともあり、電気会社を見直しました。
これまでは化石燃料ベースの電気会社でしたが、再エネベース(非化石証書で実質再エネ100%)に切り替えました。
毎日使う電気を見直すのは大きいと感じます。
切り替えはネット上の手続きだけで、簡単にできました!

 

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まとめとして、自宅の現状をしっかり分析し、実践しやすい対策を教えてもらえるので、とてもおすすめです。

多くの人が家のエコ対策をすすめれば、影響度は大きいはず。ご興味のある方はぜひ受診してみてください!

以上、お読みいただきありがとうございます。