ウメ子の子育て&映像翻訳日記

会社員として働きながら、夢だった映像翻訳の仕事を副業でスタート。2児の母。育児、仕事、趣味についてのいろいろ。

ベランダで初めてのコンポスト プランターdeキエーロに挑戦!

こんにちは、ウメ子です。

今年「ゼロ・ウェイスト・ホーム」という本を読んでから、エコな生活に目覚めています。
ゴミを減らすにはコンポストだ! ということで、様々な種類がある中、手軽に始められそうな「キエーロ」に挑戦してみました。

キエーロが気になっている方、マンションのベランダで手軽にできるコンポストを探している方などの参考になればと思い、我が家のキエーロを紹介してみます。

キエーロとは

キエーロとは土の力で生ゴミを分解する生ゴミ処理機です。

神奈川県葉山町に住む松本さんという方が考案されたそうで、黒土の中にいるバクテリア生ゴミを分解するため、特別な菌を用意する必要がありません。

土が増えることがほとんどなく、正しく使えば臭いや虫が発生することもないとのことです。

※参考:KIERO Official ページ

キエーロにした理由

土が増えない

キエーロの特徴の1つは「土が増えない」ということ。
市販の密閉式のコンポスト容器などでは、生ゴミ処理後の堆肥の使い道を考えておく必要があります。
キエーロなら土が増えないので、使い道に悩まずに済みます!

ミニサイズ、低コストで気軽に試せる

本家のキエーロは裏庭に設置するような大きいサイズですが、いろいろと調べてみるとプランターでも作れるとのこと。
コンポスト初めて&マンション暮らしの私としては、植木鉢ほどの小さなサイズからでも試せるのが魅力でした。

しかも材料はプランターと黒土、蓋用の波板やビス等だけなので、低コストで始められます。

失敗してもいいや!と思える手軽さが挑戦を後押ししてくれました。

キエーロの作り方

武蔵村山市のサイトを参考にして作りました。

【材料】
 プランター(深さ20cm以上)
 黒土
 底石
(※雨避けの蓋をつける場合は、「波板、角材3本、蝶番2個、ビス」も必要)

【作り方】
 ①プランターに底石を敷く
 ②その上に黒土を入れる
 以上です。簡単!^^

本当は雨避けのための蓋をつけるそうですが、我が家のベランダは奥行きがあって雨が入りにくいため、蓋なしで作りました。
(蓋をつける場合、同じく武蔵村山市のサイトを参照するのが分かりやすいと思います)

私は幅62cm×奥行23cm×高さ18cm(※)の小さなプランターで試しに始めてみて、うまくいくことが分かってから幅78cm×奥行33cm×高さ30cmのプランターにサイズアップしました。
※高さ20cm未満でしたがうまくいきました。

小さなプランターでも問題なく分解できたので、うまく続けられるか分からない場合は小さく始めるのがお薦めです。

(我が家のキエーロ↓)
1枚目が初代キエーロ、2枚目がサイズアップした今のキエーロ。
かぼちゃの種から大量に芽が出ていて、畑のようです(笑)。

参考に、2代目のサイズアップしたプランターに近い大きさのプランターを載せてみます。


アップルウェアー 鉢 プランター プラ鉢 楽々菜園 深型 750 支柱用フレーム付き(支柱別売) サラダグリーン 土容量40L 貯水容量6.5L 奥行75.4×幅32.4×高さ32.4 野菜 貯水機能 初心者向け 日本製

もう少し小さめなものであれば、こちらが深さもあって良さそうです。
(幅51.5cm×奥行33.5cm×高さ25.8cm)


セフティー3 菜園ECOプランター 500 緑 土容量 約28L

キエーロの使い方

キエーロは日当たり&風通しのよい場所に設置します。
使い方はこちら↓ ※参考:KIERO Official ページ

生ゴミを蓋つきの容器に3~5日間ためておく(一次発酵)
②キエーロに深さ20cmほどの穴を掘り、生ゴミを入れる
③土と生ゴミをよく混ぜる
生ゴミが表面に出ないよう、乾いた土をかぶせて表面を覆う

<ポイント>
◆キエーロに投入する前に、生ゴミを一次発酵させておくと分解されやすいです。
 我が家では臭いが残りにくいホーロー容器を生ゴミ入れにしました。
 今のところ臭い移りなく、快適に使えています。

◆③でよく混ぜることもスムーズな分解のために重要なポイント。
 土とゴミがよく触れ合うことで分解が進むそうです。

生ゴミを入れる深さと④で乾いた土をかぶせるのも大切。

 穴が浅かったり、表面の土が濡れていたりすると、臭いや虫の原因になります。

(我が家のホーロー容器↓)

<分解できる生ゴミキエーロ葉山より引用
太い骨、貝殻、大きな種(桃など)以外の食べ物はすべて埋めることができます。
生ゴミの種類によって分解にかかる時間に差があります。
・早いもの:残飯、肉、魚類
・遅いもの:根菜類、とうもろこしや枝豆など固い皮

実際の使用感

始めて3か月ほど経ちましたが、これまで問題なくコンポストとして利用できています。生ゴミが少し減り、ゴミへの意識も高まり、とても良い感じです!

分解スピード

使い始めた7月の夏場は5日以内には生ゴミが分解されていそうでした。
日照が減る冬場は分解速度が遅くなるということですが、10月に入っても特別遅くなっている気配はありません。

分解されにくかったもの

卵の殻、ピーナッツの殻、果物や野菜の大きめの種など、固くて人間が食べないものは分解されにくかったです。
ピーナッツの殻は8月頃に入れたものが10月まで残っています。ダメもとで入れましたが、入れないほうがよいですね。
基本的には人間が食べておいしいものをバクテリアも好むそうです。

虫や臭いはなし

今のところ虫や臭いは発生していません。快適です。
きっと毎回穴を深めに掘って、乾いた土を上からかけるのが大事なのだと思います。
雨があたらない場所に設置しているので、雨避けの蓋がなくても問題なさそうです。

一次発酵の容器内にカビが出ることも

生ゴミを数日間ホーロー容器にためている際、白いふわふわのカビが生えることがありました。
衛生的に気になりましたが、カビごとキエーロに投入しても今のところ問題は発生していません。
気づいた時点で早めに投入するのがよさそうです。

生ゴミが減る&意識が高まる

何でもキエーロに入れているわけではないので、引き続き生ゴミは出ていますが、生ゴミの量を少し減らすことができています。
特に、子どもの食べ残しを入れられるのが嬉しい!
子どもが風邪をひいている時など、もったいないと思いながら食べ残しを燃えるゴミに捨てていましたが、コンポストで土に還せるようになったので少し罪悪感が減りました。

コンポストは容量が限られているので、生ゴミをできる限り出さないように普段から意識するようにもなりました。

***

結果、3か月ほど使ってみてとても良いです!
ずぼらな私でも無理なく続けられています。

コンポストを始めようか悩んでいる方、マンションのベランダで手間のかからないコンポストを探している方、手軽に始められるのでお薦めです。

ちなみに3歳の娘はコンポストいじりが好きなようで、「ザクザクする^^」と言って喜んで生ゴミ投入をお手伝いしてくれています。お砂遊びのような感覚なのかもしれません。

お読みいただきありがとうございます。

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