ウメ子の子育て&映像翻訳日記

会社員として働きながら、夢だった映像翻訳の仕事を副業でスタート。2児の母。育児、仕事、趣味についてのいろいろ。

映像翻訳者になるには? ~副業で始めたウメ子の場合~

映画やドラマをはじめ、様々な動画の字幕や吹替を作成する映像翻訳。

今日は、映像翻訳者を目指す方に読んでいただいていると想定して、私が副業で映像翻訳の仕事をできるようになるまでに辿った道のりを紹介したいと思います。一例として参考になれば幸いです。

 

会社入社5年目で勉強をスタート

会社員として5年ほど働いた時点で、映像翻訳の勉強を始めました。
勤め先は英語をほとんど使わない、翻訳業界とは関係のない会社です。

映像翻訳専門の翻訳学校に通い、約1年半でプロデビュー

まずは副業で映像翻訳をしたいと思い、会社に勤めながら翻訳学校に通いました。
結果、映像翻訳専門の翻訳学校に通ってから約1年半でプロデビューできました。

~ ウメ子が辿った道のり ~

① 約1年間、大手翻訳学校の映像翻訳コース(通学)を受講
② 上記学校が合わないと感じ、映像翻訳に特化した別の翻訳学校に入り直す
③ 入り直した学校で1年半の課程(通学)を修了。映像翻訳に必要な知識・技術を一通り学習
④ 修了後、学校に併設されている翻訳会社のトライアルに無事合格し、プロデビュー

映像翻訳者になるには、学校に通う他にも、制作会社に勤めたり、いきなり翻訳会社のトライアルやコンテストを受けたりする方法があるかと思いますが、
私の場合は、翻訳をきちんと学んだことがなく、基礎からしっかり学ぶために学校に通うことにしました。

映像翻訳の仕事は知らなきゃいけないルールが多いので、イチから映像翻訳の勉強をする場合、専門の学校に通うのは確実で早い方法だと思います。
・字幕表記のルール、
・字幕のハコの切り方(=字幕が表示されるタイミングや長さの決め方)、
・字幕制作ソフトの使い方、
などなど… 覚えることがたくさんです。

これらを独学で学ぶことは難しいですが、専門の学校に通えば実際の仕事に必要な知識・技術を一通り丁寧に教えてもらえます。

さらに、学校によっては「字幕only」「吹替only」ではなく、様々な手法をまとめて学ぶことができるので、今後の仕事の幅も広がると思います。

会社で働きながら翻訳学校に通うのは大変?

大変でした(笑)
でも、自分で通うことを決めたのなら、きっと頑張れます!

私は週5日勤務の会社員で、週1回、会社帰りの平日19時頃から学校に通っていました。クラスメイトも同様のスタイルの方がほとんどでした。

毎週ヘビーな課題が出たので、平日夜と週末を使って勉強三昧。
復習も大切なので、授業の日と翌日あたりは復習、それ以外は課題に取り組むイメージです。
難しい課題が出た時は、会社の昼休みも課題に取り組むような日々でした。

遊ぶ時間がほとんどなくなるので大変ですが、授業はとても面白く実践的です。「一歩ずつ夢に近づいてるぞ~」と、自分を鼓舞しながら通っていました。

学校選びのポイント

プロデビューまでの道のりが明確に示されていて、映像翻訳に特化した学校を選ぶことがポイントだと思います

失敗談をお話しすると、
私は最初、映像翻訳に特化していない大手翻訳学校に通っていました。
その学校で学べたことはたくさんありましたが、プロになるまでどのようにステップアップしていくかが明確でなく、いつまでたっても趣味のような感じだったんです。
1年ぐらい通った時点でこのぬるま湯感に気付き、その学校をやめて、プロデビューまでの道のりが明確に示されている専門の学校に入り直しました。
結果、約1年半で無事にデビューでき、乗り換えて本当に良かったです!

学校選びで悩んでいる場合は、「その学校で学んだ後、どうするのか? どうやってプロとして仕事を受注できるようになるのか?」ということを考えてみると良いんじゃないかと思います。


会社勤めを続けながらの勉強は大変ですが、多くの方が副業として映像翻訳をされています。

あくまで一例ですが、少しでも参考になれば幸いです。